ロゴ専門デザイナーが制作するビジネス向けロゴデザイン
ロゴ専門デザイナーのロゴ制作サービス 企業に選ばれるプロ仕様のロゴデザイン
お役立ち情報

ロゴデザインの品質と価格相場の関係性について

ロゴデザインを依頼したいと思ったときに、価格相場としてはどのくらいなのか?調べたくなりますよね? そしてその相場から出来る限り安いところを選んでしまいがちです。 一般的な方であれば、そういった検討を行うのは妥当なお話かと思います。 一方、制作物の発注に慣れているような企業の場合は、価格相場で判断しません。「必要な品質」に対して妥当な相場感を見て制作会社を選定するんです。 この「必要な品質」は決してデザインだけのことだけではありません。 ロゴデザインにおける品質には色々な側面があります。 本記事では、その品質にはどのようなものがあるのか、と 品質別に、大まかな価格相場をご紹介したいと思います。

ロゴデザインにおける品質とは

デザイン品質

ロゴデザインの品質を差しますが、これはパッと見で「カッコいい」とか「かわいい」とかそういう事だけではありません。 例えば、以前に、お客様が、当社にご相談される前にネットで見つけたフリーランスにロゴデザインを発注したそうです。 お客様は外壁塗装の会社を運営しているのですが、そのフリーランスに「カッコよく」と発注したところ、コーラのバッヂのようなロゴが出来上がったそうです。 確かにカッコいいデザインかもしれませんが、そのロゴデザインは外壁塗装の会社として正しいデザインでしょうか?そのロゴを見られたときに、理念のない会社だと思われないでしょうか? ロゴには、その企業の考えや、消費者にどういう印象を与えるべきかなど、メッセージ性を組み込みつつも、単純過ぎず、複雑過ぎず、絶妙なバランスを兼ね備えたものこそが質の良いロゴデザインだと言えます。 そのため、デザイナーであれば誰でもロゴが作成できるというわけではないのです。

対応品質

ロゴデザインは制作する上で、そのサービスや企業の考えや方向性をしっかりと理解する必要があります。 そのため「こんな風にしてほしい」という要望のままにしか作成されないロゴデザインは、品質を欠いている可能性があります。 もちろん、要望された方向性でしか作成できない、または、その方向性で作成する事こそが最善策であるということもあります。 それでも、ロゴデザインをする上では、そのサービスや企業の考えや方向性を理解した上で、その考えや方向性をどのように形にするべきなので まずは、話し合う力が必要となります。事例などを共有しながら、どんな方向性でどんな印象にしていくべきなのかを話し合いながら進められる力も品質の一つだと言えます。

汎用品質

ロゴデザインを作り慣れていないところでは、ロゴレギュレーションを作成できません。 ロゴレギュレーションとは、ロゴデザインの使用ルールのようなもので、中企業、大企業などの場合は、ロゴデザインと合わせてロゴレギュレーションを用意することが多いです。 ロゴレギュレーションがあることで、単色で掲載する時はどうするのか、写真の上などに掲載する場合はどうするのかなどの使用方法が明確にできます。 もちろん、ロゴレギュレーションを作成する場合は費用が嵩むので、制作されないような事もありますが、その場合、そういった汎用性を欠いてしまっている可能性があります。 ロゴレギュレーションを用意できるかどうかという観点も品質の一つだと言えます。

管理品質

使いまわし

デザインデータの取り扱いがずさんなクリエイターの場合、過去の納品物のデザインテイストを当たり前のように使いまわすことがあります。 デザイン力が足りないため、過去の良作を使いまわさないと新しいデザインが生み出せないのです。 使いまわされたデザインも、元のデザインを見ていなければ、良いデザインに見える事もありますが、そこには独自性がなく、場合によっては「パクリ」疑惑も発生しかねません。

持続性

デザインを調整したい、既存のデザインを踏襲して追加で新しいブランドのデザインを作成したい。そう思ったのにも関わらず、そのデザイナーがいなくなってしまっていたらどうでしょう? 困りませんか?「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、結構な頻度であるんです。特にフリーランスには多く、世の中にはフリーランスクリエイターブームみたいなところがあって毎年のようにフリーランスになるクリエイターがいるのですが どうようにフリーランスでやっていけなくて辞めてしまう人もいるんです。 こういうフリーランスの主な特徴として「やたらと安い」という点があります。あくまで制作しかやってこなかった人がフリーランスになって独り立ちしようとするので、経営に関することが何も分かっていなくて 継続的に事業を成立させるためにどのような単価設定で対応しなければわからなくて、長期的な生活が整わないような単価で請け負ってしまったり、または、フリーランスになったものの、業界内で飛びぬけた能力もなく、なかなか仕事がとれなくて、安くてもいいから請けないと明日すら生きていけないようなフリーランスが該当しやすくなります。 このようにデータの取り扱い方や、取り扱ったデータが継続的に管理されて、改めて相談できる関係にあるかどうかという管理品質も重要な品質だと言えます。

ロゴデザインの品質は大きく分けて4つ

ここでは、上記の内容も含めた上で、品質を4つのレベルに分けてご紹介します。 ご自身が必要としているロゴデザインがどのレベルのモノなのか検討材料にしていただければと思います。

素人デザイン

価格相場:3千円~3万円程度

まずは「素人デザイン」です。え?素人のデザインなんて存在するの?と思うかもしれませんが、存在するんです! フリーランスブームによって、デザイナーを名乗る素人はものすごく増えています。「ちょっとパソコンで絵を描くのが好き」というレベルの人が、デザイナーを名乗ってクラウドソーシングなどに登録したりしているのです。 昨今ではパソコンの制作ツールが充実しているので、一見それっぽいモノは簡単に作れるのですが、この手のデザインは、見る人が見ると、目も当てられないほどダサいデザインになってしまいます。 一般の消費者などから見ても「なんか変」「カッコ悪い」と思われるようなものなので、素人デザイナーに募金したいという目的なら良いかもしれませんが、そうでない場合は、発注をお勧めしません。 それでも、このクラスのデザイナーに発注したいという場合は、クラウドソーシングなどで探してみてください。

ものまねデザイン

価格相場:3万円~20万円程度

「え?この価格帯だとパクリデザインなの?」と思われるかもしれませんが、ものまねというのはパクリという意味ではありません。ロゴデザイナー風という意味でものまねデザインとさせていただいています。 この価格帯はロゴ専門のデザイナーであるケースがあまりなく、他のデザイン、例えば、Webのデザインを専門としている人が、ロゴのデザインを求められたから“得意なわけじゃないのに”作成したデザインとなることが多いです。 本来、しっかりとしたデザイン事務所などが制作するロゴデザインが20万円を切るようなケースというのはほぼありません。なので、この価格帯は“弱気”の現われなんです。何かトラブルが合ったときに「ウチはロゴの専門家じゃないんで」とか「だからこの価格なんです」などの逃げ道にしていることが多いと言えます。 専門性が低い事もあり、見た目はなんとなく良いのですが制作意図などがなかったり、弱かったりするので、時間が経つにつれて「このロゴで本当に良かったんだろうか。。。」と思えてしまうようなものが出来上がりやすいです。

一般的なデザイン

価格相場:20万円~50万円

このくらいの価格帯が一般的と言える範囲かと思いますので「一般的なデザイン」とさせていただきました。 上記でも書いている品質もある程度網羅できるようになっているので、出来上がったものに対する満足感は高まりやすいと言えます。 できれば、30万円~程度で制作発注できると良いものが出来上がってくると考えて良いでしょう。20万円~でも制作は可能かもしれませんがデザイン案が絞られてしまう事は覚悟しておくべきかと思います。 ものまねデザインで10万円払って作成して、結果的に作り直す事になり、さらに30万円、さらに、印刷してしまった名刺やサイトのロゴなどを全て張り替えるのに50万円かかってしまうようなことがあるくらいなのであれば、最初からしっかりと制作しておくことをお勧めします。

コンペティションデザイン

価格相場:50万円~200万円

大手企業が新ブランドを立ち上げたりするような場合は、有名なデザイナーに発注するなどで大きく費用がかかる場合があります。 この場合は、デザインだけではなく、ブランドの考え方も合わせて作られることも多く、一般的なロゴデザイナーでは対応しきれません。 合わせて、商標登録なども検討されることが多いです。このようなデザインは、ブランドも含めて、〇〇賞などを受賞するようなものが多いため「コンペティションデザイン」とさせていただきました。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか? ロゴってこんなにお金がかかるのか。。。と気を落とされた方もいらっしゃるかもしれませんね。 但し、それは2~3万円で作成できると思っていたからではないでしょうか? 企業にとって、またはブランドにとってロゴはそんな単純なものではない事は、企業側の方が分かっている事かと思います。 企業やブランドのイメージを損なったりしないように、最初からしっかりとしたロゴをデザインしておくことをお勧めいたします。