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無料のロゴデザインのデメリットって何?ロゴデザインのホントのところ

昨今では、ロゴジェネレーターなるもので、簡単に、しかも無料でロゴを生成できる時代です。
いくつかの選択肢に応えていくだけでロゴが出来上がるので使い勝手の非常に良いものだと思います。
そんなに便利なロゴジェネレーターが存在しているのに、なぜわざわざお金を払ってロゴを制作してもらう人がいなくならないのか。

今回は、無料のロゴデザインで良いこと悪いことをお話していきます。

無料のロゴデザインで何が悪い?

そもそもロゴってどんな役割を果たすのかというと
その企業のブランディングを行うために必要なアイテムの一つです。
そのため

ロゴの品質が低いとビジネスの取引上、信用されにくくなることがある

のです。だからこそ、多くの企業がシンプルに見えて、しっかりと考えられたロゴを使用しています。
そして、そのすべてのロゴがロゴジェネレーターで作られたものではありません。

「ロゴを有料で作れるくらい儲かっている企業だからでしょ?」

って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ロゴを作るのは儲かる前のお話です。
資金が潤沢にない段階でもロゴはしっかりと作られています。

なぜ、しっかりとロゴを作るのかというと、それが企業としての重要なブランディングであり、
ビジネス上の取引の信頼を左右するからです。

それに対して、ロゴジェネレーターでは、品質の高いロゴを作ることができません。
後述しますが、これはロゴジェネレーターでは不可能なのです。

では、ロゴジェネレーターで作られた無料のロゴはすべてダメなのか?

というとそういうわけでもありません。

信用やブランドのあまり関係ないロゴなら無料でも全然大丈夫!
例えば、学校のクラブ活動などに使用するロゴや、趣味などで作ったスポーツチームのロゴなどです。
これらはビジネスに繋がる可能性が低いのでロゴジェネレーターのロゴでも十分かと思います。

もし、これらのようなロゴを希望される場合はコチラの記事をご参照ください。

よくある失敗事例として
「今は予算がないからとりあえず無料のロゴを」
という方もいるのですが、ロゴのリニューアルというのは、非常に面倒なことになることを
予め理解しておく必要があります。

後からリニューアルしようとすると以下のような面倒事があります。
・ウェブサイトの修正(またはリニューアル)
・名刺のリデザインおよび再印刷
・見積書や請求書などのドキュメントのフォーマットの修正
・看板やプレートの再制作
私が知る限り、これらをすべて対応することになると、かなりの労力と費用がそれなりにかかるので
最初からしっかりとロゴを作っておけば良かったと思うことになります。

なぜ無料のロゴは品質が低いのか

では、なぜロゴジェネレーターでは品質の高いロゴを作ることができないのかをご説明していきます。

ロゴジェネレーターというのは、一般的には、組み込みたいと思っているテキストを入力して
ロゴのタイプや内容を選択肢の中から選び、色などを選択して作っていくものです。

これでは質の高いロゴを作ることは不可能だと断言できます。
なぜなら、上記のような作り方では以下の問題にあたってしまうからです。

デザインセンスの問題

クラブ活動や趣味レベルのロゴであれば、自己満足で良いのでも良いので、自分さえ良いと思っていればそれで良いと思います。
しかし、ビジネス上のロゴの場合はブランディングを担うため、他社から見たロゴのセンスが問われます。
どんなロゴが良いのかという判断を、デザイナーではない人がゼロから作っていったモノは、結局は自己満足の範囲に留まってしまうのです。
デザイナーが作るものは、デザイナーが良いと思っているものではありません。
関係する人がそのロゴから何かを感じ取ってくれるブランディングされたロゴを制作しています。
そういうノウハウの差があるため、ロゴジェネレーターで作る場合でも非常に高いセンスが求められます。

意味づけが弱すぎる

ロゴジェネレーターはあくまで選択型なので、イメージに近しいものを選んでいるに過ぎません。
ロゴジェネレーターで作られたロゴは「なんとなく」という感覚で作られており、ロゴデザインとは「なんとなく」で作るものではなく、そのデザイン要素の一つ一つにしっかりとしたデザイン理由があるのです。

ロゴデザインの事例を上げますと

シンボルロゴの事例

こちらのシンボルロゴはLab-ry WorksというWEB制作をメインとした企業のシンボルロゴデザインです。
Lab-ry Worksには、WEBというデジタルコンテンツを画面の中の世界だけに留めず、実際に、お店に人が訪れるようになったり、お問い合わせが増えたり、売上増加につながるような実世界への影響を与えていきたいという意思と、WEBによって企業を成長させていきたいという意思を持っています。
そのため、シンボルロゴはその想いを、デザインとしてシンプルな形に作り上げ、成長を意味する木をモチーフとし、■をデジタル、●をアナログ(実世界)として組み合わせて作り上げています。さらにはその芯となる木の幹をLab-ry Worksの「L」を表すような形にすることで、Lab-ry Worksが事業目的とする考えをシンボルロゴに詰め込んでいるのです。

一見、シンプルに見えるシンボルロゴですが、しっかりとした意味が詰まっています。
言われなければわからないものかもしれませんが、

それが言える事こそがロゴを作る意味でありブランディングなのです。

この意味づけに関しては、無料に限らず、安価なロゴデザインは同様の品質になりやすくなります。
なぜなら、ロゴデザインを安価に提供できる理由は、考えずにそれっぽいものを作るからです。

ロゴを安価にするくらいならWEBを安価にする

上記でも記載した通り、ロゴは名刺やチラシなどの印刷物にも使用されるため、リニューアルをしようとすると費用が掛かりやすくなります。
そのため、安易に作ってしまって展開してからでは後の祭りです。
とはいえ、事業の立ち上げには色々と費用が掛かるというのも事実で、少しでもコスト削減を行おうとすると
どうしてもロゴに費用を出せないという事も多いかと思います。

当社の考えとしては、ロゴをおろそかにするくらいならWEBを一時的に安価にする方がお勧めです。
WEBなら例えリニューアルをしてもWEBの範囲内で済ませることができます。
ロゴをリニューアルしても、ロゴのデザインによって、サイトもリニューアルをしなければならないケースが多いことを考えると
どうせリニューアルをするならWEBを安価にしておいて、後にWEBのみをリニューアルする方が被害は少ないと考えられます。

サイトの場合は、最初に小さく作って、じっくりと育てていく(拡張していく)という事も可能です。
コチラのように安価にWEBを制作してくれる会社もあります。

ロゴを安価にするくらいならWEBを安価にすることをお勧めします。

まとめ

趣味や遊びのレベル感であれば無料のロゴでも十分です。
ビジネスで使用するロゴの場合、ロゴデザインの意味づけがしっかりできるロゴデザイナーが作成したロゴデザインでないと
信用を落とす可能性が高いため、無料での制作をお勧めできません。
もし、ロゴに費用をかける予算がないのであれば、WEB制作の費用を削る方が、ロゴ費用を削るよりは得策だと言えます。